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葬儀屋にお任せ、グルメばりのお葬式になったこと

2年前に北海道に住んでいる義父が亡くなりました。
義父母は北海道に二人で住んでいて、私達夫婦は東京在住、亡くなった時も何もできませんでした。
そこで義母には「葬儀屋さんに相談して予算の範囲内でお任せしたら」と言っておきました。
義母はとてもショックを受けながらもてきぱきと葬儀屋に連絡をして準備を整えていました。

義母は昔から決断が早く、買い物をするにも全く悩まない人でした。
裕福な家庭に育ったせいもあり、値段を見ずにモノを買う性格だったのです。
葬儀屋に関しても葬儀屋さんに全てお任せにしたそうです。

その葬儀屋は家の近くにありました。
私達が着いた時にはお通夜の支度も整っていて、それは立派な会場で、花もキレイに飾られていました。
親族が案内されたのは二階大きな和室、30畳はあるのではないかと思われるホテルの宴会場の様な部屋で、横にはキレイな洗面所がついていました。
人数分非常に豪華なお弁当が用意されていて、お葬式の前にしっかりと食べることができたのです。

お通夜が終わると二階の和室に棺が運ばれ、親族と一緒に過ごすことになるのですが、そこからスゴイことになりました。
何人分あるのかと思われる様な新鮮なお刺身の盛り合わせやオードブル、唐揚げなどが運ばれてきました。
本場北海道のボタンエビやほたて、サーモンなどが出てくるとお腹がいっぱいでもつい食べたくなります。
故人を前にしてまるでホテルのグルメツアーにでも参加した様な感じでした。

翌朝になると、これまた立派な朝食が用意されていました。
葬儀屋のスタッフがご飯やお味噌汁を配膳してくれました。
そして告別式を終え、向った斎場でも別室に案内され、豪華なお弁当が出されました。

葬儀の間中親族は何一つすることなく、とにかくごちそうを食べてばかりでした。
葬式というと親族が何かしら動き回ることが多いのですが、葬儀屋にお任せにしたことで何も考えずに済んだのです。
後から金額を聞いて驚きましたが、誰も動かずに済むお葬式も気が楽で良いのではないかと思います。


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